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法律の専門家から学ぶ「いじめ問題」

法律の専門家から学ぶ「いじめ問題」

 12月12日  2年 スクールロイヤー授業

 弁護士の先生(大分県弁護士会:熊谷洋祐先生<スクールロイヤー>)をお招きし、2年生を対象に、「いじめの問題」や「対処法」などについて、授業をしていただきました。

 「いじめは、法律ではっきり禁止されている…〇か×か」の問いに、圧倒的多数の生徒が×と答えました。「いじめはいけないことだ」というのは道徳的、良識的に多くの生徒が理解していますが、法律で禁止されていることや「いじめとは何か」について、分かっている生徒は多くはなかったです。2年生は、昨年度も、お二人のスクールロイヤー(うち一人は熊谷さん)に講義をしていただいたのに、すっかり忘れています。だから、繰り返し学ぶ必要があるのです。

 「いじめ」とは、学校、塾、習い事、スポーツクラブなど、知り合った仲間の中で、”された人の立場からすると、つらい、悲しい、苦しい、さみしいといった、心や体の痛みを感じさせる行為(インターネットを利用することも含む)”です。した側は、ふざけのつもり、軽いノリのつもり、悪意はない、ということだったとしても、された側が傷ついていたら、それは「いじめ」です。あくまで、相手がどう感じているかなのです。だからこそ、自分が何か言ったりしたりする前に相手の気持ちを考えること、想像力を働かせよう、と、教えてくださいました。 また、SNSは相手を傷つけやすい道具であることも、具体的に教えていただきました。顔が見えないからです。だから、SNSで使う言葉は優しい言葉を用いなければなりません。SNSについては、昨日も「情報モラル教室」で、学習しました。

 みんなが居心地よく、安心して学校生活が送れるようにするためにも、私たちは普段から、自分の使う言葉や行動を、相手の立場に立って考え選ぶことを忘れてはなりません。2年生は、頷きながら話を聴き、しっかり学習できていました。