12月4日 がん教育
「がんについての正しい理解と、がん患者に対する共感的な理解を深めることを通して、自他の健康と命の大切さについて主体的に考えることができるようにする」ことをねらいとして、有馬徹様を講師としてお招きし、がん教育を実施しました。
がんは日本人の死亡原因の第1位であり、生涯のうちに2人に1人がかかると推測される身近な疾患で、我が国の重要な健康課題です。そのため、本校では、がんについての正しい知識とがん患者やがんに向き合う人々に対する共感的な理解を深めることにより、自他の健康と命の大切さについて学び、主体的に健康で安全な生活を送ることができる生徒の育成を目指して外部講師によるがん教育を計画しています。
生徒たちは講師の話を熱心に聞いていました。講師の方も、上中生の聞く態度が大変すばらしかったと感心していました。
~生徒感想より~
・がんの治療法や考え方、がんになった人への接し方や理解をすることが大事なんだと思いました。がんになった人に対してどんな風に接していいのかわかりませんでしたが、いつも通り、普通に接することがいいと知ることができました。正しい知識をもって関わっていきたいです。
・がんはとても身近な病気だということと、治すのが難しいと思っていたがんは、最近は医療が進んでいろんな治療法が開発されていて以前より治しやすい病気になったことが分かりました。
・がんは重い病気で怖い病気だというイメージがあったけれど、検診で早期発見して治療をすれば治る病気だということが分かったので検診をしっかりしていきたいと思った。また、がんになる原因に生活習慣もあったので日ごろから食べ物などに気を使っていきたい。
・がんは治らない病気ではなくて、早期発見や抗がん剤治療、手術などで治ることが分かりました。今までがんに対してネガティブな感情しかなかったけど、今日の講演を聞いて少しだけポジティブな気持ちになりました。生活習慣病を防ぐことががんを防ぐことになることもわかりました。
・がんについて自分の思い込みがわりとたくさんあったことに気づきました。完治する確率が高いものもあることなどを知り、少し安心しました。がんの恐ろしさや難しさだけに目を向けるのではなく、治療方法の進化やその研究の努力にも関心をもって正しい知識で対応していきたい。
