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5月の「ひとり言」~その2~

 【ブレイクスルー】 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

  障壁の突破を意味する英単語。一般的には、進歩、前進、また一般にそれまで障壁となっていた 

 事象の突破の事など肯定的な意味であるが、障壁を突破されて問題が発生することも意味する。

 以前、勤務していた学校の校長先生の専門教科が英語でした。その校長先生とは、学校経営のことは

もちろんのこと、部活動や地域のことなど、話をする機会が多くありました。

 その校長先生は、

 「私の話や言動で、あなた(教頭)にブレイクスルーが起きてくれれば嬉しい!」と仰っていました。

ウィキペデアの内容を掲載している通り、困難を突破して新しい境地にたどり着くことが「ブレイクスルー」

と言えます。限界を突破するためには、「きっかけ」があると実現することも多いと考えられます。

 困難や限界というものは、障壁は往々にして「これまでの習慣」が影響しています。そうです。

壁を打ち破るにとは、これまでの習慣を変えなければならないということなのです。長く続けてきた習慣は、

良くも悪くも非常に強固に染みついているので、容易に変えることはできにくいのです。さらに、人の脳は

安定を好むという、妙な癖があります。ですから、さらに簡単ではないということなのです。

 しかし、これからの社会は変化の激しく、予測が難しいといわれています。その状況に対応していくには、

「ブレイクスルー」できる力が必要なのだと思います。「一人でできる人は、一人で…」「一人で難しい人は、

みんなで…」というように、集団の力を借りることも悪いことではないのです。

 東陽中学校では、今週末に体育大会を迎えます。体育大会は毎年のように開催されますが、同じ体育大会は

一度としてありません。体育大会は、今年、現在の力を示す機会です。あるいは、自分の力を伸ばす機会です。

 生徒のみなさんが、それぞれ一歩踏み出して「ブレイクスルー」を起こしてくれることを、期待しています。