身体測定をしました
4月18日(火)
学校で行うことが義務付けられているものの一つに「身体測定」があります。この日は、学年ごとに測定を行いました。
人の体は、生まれたばかりの頃と比べると、わずか12~15年でほぼ成人の大きさにまで発育します。中学生は、まさに発育の真っ最中です。
「身長を伸ばすために牛乳をたくさん飲みました!」という話を、昔はよく聞きました。たしかにそういった効果もあるかも…しれません。生まれた瞬間から、子どもも大人もすべて人間の体は「食べたもの」で作られています。脳、血液、頭髪、血管、皮膚、筋肉、内臓 等々 すべてです。多少周期に違いはありますが、古くなった体の組織は食べたものが材料となって、新しいものに作り替えられていきます。何も変わっていないように見えるのですが、実は老若男女関わらず、日々、体は生まれ変わっているんです。
体の発育・発達が旺盛になる中学生の時期に「たくさん食べる」「好き嫌いなく食べる」のはもちろんですが、そこに「賢さ」を加えていくのも大事だと思います。
ここでの「賢さ」とは、「何を」食べるかを考えるということです。「高栄養」「高級食材」…ではなく、エネルギーになる炭水化物を多く摂るのか、体をつくるたんぱく質を多めにするのかや、学校に行く前の朝食、家や塾等で勉強する前の間食、ゆっくり家族で楽しく過ごしながらの食事などに、何を食べるのがいいかな?と考えて食べるのが「賢く食べる」ということです。
「炭水化物」「たんぱく質」「脂質」「ビタミン類」「ミネラル」の5大栄養素+食物繊維をバランスよく食べたり、体調に応じて量を変えたりしながら食べることを心掛けたいです。
とはいえ、管理栄養士さんがやっているような専門的な食事メニューである必要はないと思います。たとえば、家での勉強前や塾に行く前に小腹が空いたときに食べるのは、スナック菓子にするか梅干し入りのおにぎりにするかどちらがいいか? もうすぐ晩ご飯というときの飲料は、甘くてさわやかな清涼飲料水がいいかお茶や麦茶がいいか…などを考える(考えさせる)のが大事です。
ほんの数回の食事では、大きな影響や効果は表れませんが、毎日3度の食事をずっと続けるうちに、その違いはきっと表れてきます。子どもたちは、その3度の食事をこの先70年も80年も続けていくわけです。体質や遺伝の影響、生活環境など様々なので一括りで言ってしまうことはできませんが、「考えて賢く食べる」ことは大事なことです。
身体計測を話題にした記事なので、関連した内容としてお知らせしました。読んでいただいてありがとうございました。