人権・同和教育講演会を行いました。
12月13日(火)
倉堀翔さんをお招きして、今年度の人権・同和教育講演会を行いました。
本校では、人権・同和教育の取り組みの一つとして、12月の人権週間にあわ
せて、「生徒による人権集会」「人権学習」「人権・同和教育講演会」を
行っています。
倉堀さんは、クラリネット奏者で自らをLGBTQであることを公にし、「差別」
をなくし、「人権」を大事にすることについて各地で講演をしている方です。
生い立ちからの苦しい思いや支えとなったかけがえのない人との出会いなど、
ご自分の思いや考えを力強く語ってくださいました。
講演の始めと終わりに計2曲のクラリネット演奏も披露してくださいました。
講演を聞いていた子どもたちは、「微動だにしない」という言葉がぴったり
するほど倉堀さんのお話と演奏に入り込んでいました。
私の心に残った言葉は、「しなくてもいい我慢」「しなくてはいけない我慢」
です。性別によって決められた服を着なければならない我慢、尊敬する大事な
人を亡くし、折れそうになる気持ちをこらえ、前を向いて生きようとした
我慢。時折、涙を流しながらも子どもたちに心から訴えかけてくださいま
した。強烈に「自分はそれでいいのか」と考えさせてもらった講演会でした。
大分市が主催し、倉堀さんも演奏する「大分市ふるさとコンサート」が、
来年2月に行われます。
下記にそのチラシがみられるURLを記載しておきますので、お時間があれば
足を運んでみてください。
https://www.city.oita.oita.jp/o016/documents/hurusatotirasi16.pdf
倉堀さんは、とってもいい人で、熱い人で、素敵な人でした。