全校朝会
11月30日(水)
一転して気温が下がり、この季節らしい気候になりました。
全校が一堂に会する集会が、だんだん普通になってきました。
生徒会専門委員長たちが、11月の活動総括と次に向けての計画等を、全校生徒に向けて話してくれました。
子どもたちの考える「今月の目標」は、「〇〇について達成できた日を、〇日以上にしよう」という形をしています。
総括も、専門委員長は「〇日以上達成できたクラスが〇クラスでした」と明確な数字で発表します。
その言葉のあとに、「100%達成できていなかったクラスの中には、90%まで達成できていたクラスが◆クラスもありました。
全校で達成に向けて頑張っていることがわかって、とても良かったです。次の目標も…」と続いていきます。
目標が「達成できた」か「できなかった」だけで終わらず、その過程にある仲間の頑張りを認め紹介するのは、とても大事なこと
です。
話はそれますが、先日、ラグビー女子のワールドカップがニュージーランドで行われました。決勝は、ニュージーランド(NZ)
とラグビー母国イングランド(ENG)の対決でした。結果は2大会連続でNZが優勝。この大会が始まるまでのENGは、
テストマッチ(国代表チーム同士の試合)30連勝で絶対的な優勝候補でした。
決勝で敗れたENGのキャプテンは、「この結果だけでチームや個人を定義しないでほしい。私たちの成長と歩んできた道のりを
見てほしい。NZに敬意を表します。優勝おめでとうございます」とコメントしました。
「勝ち」「負け」の結果は、大きな興味関心の的です。ワールドカップの決勝ともなれば特にです。しかし、このENGキャプテ
ンは、負けた理由や悔しさを口にするのではなく、相手(NZ)に敬意を表し、これまでの自らが歩んできた行程に誇りを持ってい
ます。
取り組みや努力を称え、前を向こうとするこのENGキャプテンのコメントと今日の専門委員長の言葉が重なりました。大事なこ
とであるし、こういったことに気づいて発言できる本校生徒を誇りに思います。