校長コラム 「3年生 大事な約束」
6月29日(木)
3年生教室の黒板上に掲示されています。
「3年生の大事な約束 『提出物は手渡しをする』」とありました。
大事なことです。「あの書類、提出されていないよ?」「いなかったので机の上に置きました」「え⁈」…双方慌てます。
風で飛ばされていたり、置いたつもりが隣の机だったり。あるあるです。
3年生は、これから受験関係のプリントや提出物が多くなります。期限付きも多々あります。
学校内では「少々お待ちください」が通用しても、受験等で「必着」の場合はそれが通用しません。
心をこめて、手渡しで、「はい」と渡す…受けとった側も、粗末には扱わないですよね。
提出物でなくても、心をこめて手渡しをするとよいのが配付物です。
同じものが配られるときは、先頭の机の人のところにまとめて列の人数分が渡されます。
そのときに、前の人が後ろを向いて、「はい、どうぞ」と手渡しをする姿を見ることがよくあります。
とても優しく温かい気持ちになります。
前を向いたまま後ろ手で渡そうとして、受け取ってもらえるものと思って手を放しても、席が後ろの人が気が付いていなかったり、受け取る準備ができていなくて散らばってしまったり…。「はいどうぞ」があれば「なんで受け取らんの?」「なんで先に手を放すん?」と嫌な気持ちや残念な気持ちになることもないでしょう。
「3年生の大事な約束」は、3年生でなくても大事です。