文化発表会「響想」
本日、文化発表会を開催しました。スローガン「響想」…「響」には、学年発表や合唱を全員の心に響くものにするという意味、「想」には、最終目標を想い定め、本番ではそれまでに頑張ってきたことに想いを巡らせて最後までやりきるという意味、周りの人への感謝の気持ちを持ち、全員のことを思いやるという意味がこめられています。また、同じ読み方をする「競争」とかけ、競うい合いながら、みんなで意見を出し合いつつ、互いに高め合っていくという想いも込められています。
午前の部…国語弁論からのスタート…1年生「苦手だからこそ」、2年生「悪口」について、3年生「報われない日々の先にあるもの」というタイトルでの弁論でした。努力の大切さや人権を守る大切さ、報われることだけが努力の大切さではないという主張を自分の言葉でしっかりと伝えていました。学年の代表として、個性豊かに表現をしました。続いての英語弁論では、友情をテーマに「Bloom Together」というタイトルの弁論でした。
1年生と2年生の学年発表では各学年で取り組んだ「宿泊体験学習」と「職場体験学習」を題材に演劇風にしたり、コミカルな動きを入れたり、コメディ風にしたりなど工夫をした発表でした。
いよいよ合唱コンクール…休憩後の生徒たちの表情は引き締まり、緊張と気合の両方が混じった感じに包まれました。初めての合唱コンクールに取り組んだ1年生からのスタートでした。全校の前での歌唱で、緊張もあったと思いますが、しっかり合わせて歌おうとする姿は立派でした。2年生になると身体も大きくなり、声量も昨年から比べると著しい成長が見られました。3年生は、さすがに重みを感じました。最後の合唱コンクール、最後の文化発表会、学校のリーダー、いろいろなものを背負っての歌声だったように思います。歌の内容以上に背景が感じられ、目頭が熱くなる想いがしました。まさに想いが響いてきました。
合唱部の発表…さすがです!ハーモニーがすばらしく、会場中が引き込まれました。誰一人下を向くことなく、合唱のよさに魅了されている様子がわかりました。
午後は3年の学年発表…『紡絆(つむぎ)』自分たちの中学校時代と友人等を重ね合わせた内容の劇仕立てのものでした。その中で、新体操やダンスを披露するなど、個性を入れながらの発表でした。ストーリーはもちろんですが、3年生の青の時代が背景に感じられる発表となりました。
閉会式の中で、合唱コンクールの結果発表があり、一喜一憂する姿が見られました。本番にかける想いの強さが、結果発表のときの生徒の表情からすべてが伝わりました。
閉会宣言では二人の実行委員長からあいさつがありました。会を背負っていた立場の重さや責任感の大きさが伝わってきました。それぞれの学年の評価も入れながら総括する様子は、きちんと全体を見てこの期間中を過ごしてきた実行委員長としての視野の大きさや優しさ、温かさを感じさせるものでした。
会を通して、個々のつながりやチームの大切さを学ぶことができたと思います。想いが響き合うことの素晴らしさも感じることができたと思います。スローガンのもと、それを実践し、感じることのできた素晴らしい文化発表会でした。
感動をありがとう。
地域のみなさま、保護者のみなさま、ご観覧ありがとうございました。258名の方に観覧いただきました。















