【校長コラム No.18 失敗する所】
学校は、失敗をする所。子どもたちには、機会があればそう話します。もう少し丁寧に言えば、学校は、チャレンジをする所、失敗をしても構わない所です。それでも、失敗したくない。その気持ちはわかります。ただ、年齢が上がれば上がるほど、失敗したくないという気持ちは強くなります。だから、小学生の今、チャレンジをして、失敗してもそこから学べばよい、と気づいてほしいのです。失敗したくないのは、その失敗を冷やかしたり、笑ったりする人がいるからではないでしょうか。でも、人を冷やかしたり笑ったりすることからは、何も学ぶことができません。そんな人よりも、自分は学んでいる、成長していると考えればよいのです。チャレンジしない人こそ、気づかず本当の失敗をしているのです。小学生の間に失敗する人と、失敗しない人。大人になったとき、強く生きていける人は、間違いなく、小学生の間に、失敗しても大丈夫と学んだ人なのです。