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5年生は、算数で、平均の学びをしていました。例えば、たまご3個の重さが、58g、60g、62gの場合、平均の重さは、(58+60+62)÷3=60g。全てのたまごの重さを足して数で割れば、平均が求められます。平均の考えがわかると、推測ができるようになります。そのような問題もありました。たまごが60個あり、そのうちの何個かたまごの平均が65gだったとき、60個のたまごのおもさはどう推測されるか。65✕60=3900g。ここで、大切なことは、この考え方ですね。60個すべてのたまごの重さを測ることはたいへんです。そこで、60個すべてを測るのではなく、その中からいくつかを測り、その数値を使って、推測することにしました。正確でなくてよい場合、こういう考え方が使えることも学んでほしいと思います。このいくつかを測る場合、2個よりも3個、3個よりも4個と、いくつかの数が大きくなるほど、平均としての正しさ、確からしさが高まります。
2年生は、算数で、かけ算九九の学びをしていました。5の段、2の段の次は、3の段と4の段。どんどん、言える九九が増えているようです。
3年生は、社会で、近くのスーパーマーケットに学びに出かけました。保護者から募った学習サポーターの方々にも、引率のお手伝いに来ていただきました。ありがとうございます。子どもたちは、先日、教室で、スーパーマーケットの工夫を見つけて、意見を出し合っていました。実際に、スーパーマーケットに行くことで、学びが確かなものになり深まると思います。スーパーマーケットのご協力も、本当にありがとうございます。
6年生は、公民館の「野津原郁々堂」の事業で、歴史に学ぶという体験と、先人に学ぶという体験をします。今日、先人に学ぶの授業を、野津原公民館長にしていただきました。先人の名前は、一萬田 尚登(いちまだ ひさと)氏。野津原の今畑出身の方のようです。一つの目標を決めると脇目もふらずに突き進む性格であったために、よく勉強したそうです。大学卒業後は、日本銀行に入行し、戦後の非常時には日銀総裁としてGHQのマッカーサー元帥とも交渉したそうです。そういう人が、野津原の地から誕生したという話を聞いて、子どもたちは、自分の将来について、どう考えたでしょうか。ふり返りを読ませていただくチャンスがあれば、確認してみたいと思います。公民館長が、即日、ふり返りのプリントをタイプして、わたしてくれました。ありがとうございます。2つのふり返りを紹介します。「今日の授業ではじめて一万田尚登さんのことを知って、小学生の頃は毎日8キロ歩いていて、私だったら毎日8キロは歩けないからすごいなと思いました。今日の授業がとてもためになりました。」授業の中で、小学生時代は、毎日、8kmの道のりを歩いて学校に通ったという話がありました。「大分県で日銀の総裁になった人が4人もいて、その内の一人が野津原で生まれたことに対しておどろきました。そしてその人がいろいろなことをしていてやや興味を持ちました。大きなことをやっていたりもするけれど自分の地元の支援などしていてすごいと思いました。自分が偉大なことをできるとは思わないけれど努力していきたいです。」授業の中で、今の日銀総裁は33代、大分県から4人が日銀総裁になったという話がありました。そのほか、野津原のことをもっと知りたい、自分の将来を考えたいという内容のふり返りがありました。授業をしていただけて、よかったと思います。