251029

　６年生は、国語で、古典芸能について学んでいました。能、狂言、人形浄瑠璃の説明を、先生が作ったロイロノートのワークシート（枠組み、フォーマット）に、まとめていました。このまとめ方、ポイントがあります。調べたことをそのまま写すのではありません。写すだけでは、ただの作業です。調べたことを最後まで読んで、どこがポイントか、どの説明が必要かを見極めます。調べたことを最後まで読まずに書き出す人がいますが、繰り返しですみませんが、ただの作業です。先生が求めていることは、作業ではありません。必要な説明や言葉を見極めた後は、自分の言葉でつなげていけばよいですね。自分の言葉で人に説明できるように簡潔にまとめることが、ゴールではないでしょうか。

　４年生は、算数で、３つの花壇の中で、一番広い花壇はどれかを考えて、人に説明する学びをしていました。交流のポイントを、交流前に先生が説明をしてくれましたので、笑顔もこぼれる交流ができていました。中には、質問をする子どももいました。これは、実にすばらしいことです。質問が出るということは、相手の話をきちんと聞いているということ、わからなかったことをそのままにせず、わかろうとする意思表示ができたということ。質問にきちんと答えることも大切です。質問とその回答という流れを見て、まさに交流と感じました。４年生できちんとできる姿を確認させてもらいました。先生がされたアドバイスは、自分が書いたノートを見て説明するのではなく、交流する相手の目を見て説明すること。相手の目をみて説明しようとする姿が、至るところで見られました。続けられるとよいですね。説明の仕方についても、国語で学んだはじめ、中、終わりの話し方、最初に自分の考えを伝えて、次に、その根拠を述べて、最後に結論を言うという話し方を活かせればよいですねという説明もありました。学びは、国語も算数もつながっています。子どもたちの交流が上手になるアドバイスをありがとうございます。

　２年生は、国語で「そうだんにのってください」を題材に、話し合いの仕方について学んでいました。まず、話題を決めます。話題を確かめて、一人ずつ、自分の考えを出し合います。考えに、理由まで述べることができるとよいですね。聞いている人は、話している人を見てうなずきながら聞いたり、最後まで話を聞いて、もっとくわしく知りたいときは質問をします。最後に、話し合いのまとめをします。話し合いには、ある程度、型があって、その型に沿って話し合うことができれば、よい話し合いになると思います。もちろん、はじめてではうまくいきませんので、運動会の練習のように、失敗しながらたくさん練習するのがよいと思います。

　１年生は、国語で「落語」の学びをしていました。有名な落語「寿限無」を見ていました。じゅげむ、じゅげむ、・・・、昔、覚えました。動画では、落語家が一人で演じること、扇子と手ぬぐいだけでいろいろな動作をすることも紹介されていました。例えば、おそばを食べるところ、焼き芋を食べるところ。子どもたちから、上手いという声があがっていました。１１月２９日（土）に、のつはる寄席が開催されます。上方（大阪）から、プロの落語家が来てくれて、おそばを食べる仕草や、焼き芋を食べる仕草を教えてくれます。学びの続きに、生の寄席を体験してはどうでしょうか。

　６年生は、社会で歴史を学んでいました。今日は、徳川三代将軍家光の施策について、くわしく学んでいました。大名にとっては理不尽な参勤交代について、子どもたちからはいろいろな意見が出ていました。こういう施策をしたからこそ、江戸時代が長く続いたと言う人もいます。

　２年生は、道徳で、『ふるさときゅうしょく』について学んでいました。教科書の最初に、「あなたは、健康のため、どんなことに気をつけているかな。」と問われていました。自分が好きではない給食が出たときに、食べますか、食べませんか、という問い。先生も、誰も、無理して食べなくてよいと言ったときに、どう、行動しますかという問いです。４０％程度の子どもが、食べないと回答しました。その理由は、あまりよくない思い出があるから、食べなくていいなら食べない、など。『ふるさときゅうしょく』の話では、私のおじいさんとおばあさんが畑で野菜を作っていて、野菜は体にいいから食べてくれるといいなと言われます。でも、苦手な野菜があります。ある日、家の昼ご飯に、苦手な野菜が出されました。このとき、祖父母の言葉を思い出します。一口、食べてみたら、食べられました。給食でも、その野菜を食べることができました。給食は、子どもたちの健康、栄養のことも考えて作られていることを知りました。この学びをした後、子どもたちのふり返りでは、苦手な給食も、自分の健康のことを考えて、一口は食べてみる、食べられたら全部食べる、などがありました。好きなものだけ食べていると、健康を維持するのは難しいかもしれませんね。大人も同じです。