250821
大分県の小中学生は、全員、「キャリアノート」を持っていることをご存知でしょうか。大分県教育委員会が作成したもので、小学生、中学生のときから、自分の夢やキャリアについて考えるための仕組みです。小学生向けのキャリアノートの紹介には、次のように書かれています。キャリアノートは、小学校での自分のがんばりを記録して、まとめていくものです。今の自分が考えたことや思ったことを書いておくと、未来の自分が見たときに自分のことをもっと知ることができるかもしれません。小学生の場合、1学期の最初に、〇年生のわたしは、どういう人で、何をがんばるか、どうがんばるかを記載します。そして、1学期の最後に、1学期の振り返りを記載します。これを3学期間続けますので、最初のめあて・目標の記載と3回のふり返りで、1年間に4回、キャリアノートと向き合うことになります。これを、6年間続けると、小学校6年間の自分のがんばりや、そのときにどういう考えをしていたのかが記録として残り、未来の自分が振り返ることができるのです。とても、素晴らしい、よくできた仕組みだと思います。大谷選手のマンダラチャートをご存知の方も多いと思いますが、このキャリアノートは、9年間の考えがつまったノートですので、マンダラチャートにも引けを取らない仕組みだと思うのです。大分県の児童・生徒から、大谷選手のように、実に様々な分野で活躍する人が出てくる予感がしませんか。夏休み期間中に、各担任の先生から預かって、全校児童のキャリアノートを見せてもらいました。コメントも書きました。教室やグランドで見せてくれたがんばりを書いている子ども、私が知らないがんばりを書いている子ども、どちらも読み応えがありました。はっきりとした自分の夢を書くことが難しい子どもも、自分の興味、関心をどんどん広げて、いろんなことにチャレンジしてほしいと思います。学期毎に自分のめあて・目標がどれぐらいできたかを、自分で振り返ることも大切です。続けてがんばろう、次はがんばろうと、決意を新たにできれば、なおよいと思います。可能性は無限大。楽しく元気に、大いに学んでほしいと思います。