250808
今日は8月8日、末広がりの金曜日です。明日から、3連休だったり、9連休だったりする方もおられると思います。まず、今日を乗り切りましょう。毎日が日曜日という人よりも、そうでない人の方が、休みの使い方が上手と聞いたことがあります。きっと、見通しを持ったり、計画的に過ごすことを心がけるためでしょう。休みの間は、家族、親戚、知人、友人に会う機会もあるかと思います。その方々と対話して、リフレッシュしていただければと思います。今年の夏は今年だけ。
昨日、労働安全衛生研修会に参加しました。研修の対象者は、衛生管理者と衛生推進者等。たくさんの先生方が集まりました。研修会では、臨床心理士の先生から、「こころが疲れにくいコミュニケーションのヒント」というタイトルの講演がありました。人づき合いは、ストレス要因にも、緩衝要因にもなるとの言葉が残っています。どうせなら、緩衝要因にしたいですね。職場に気軽に人と話せる雰囲気や環境があれば、困ったときに相談しやすい、いつもと違うことに気づきやすい、新しいアイデアが見つけやすい、挑戦がしやすいというメリットがあるという話でした。なお、話をするときに、主張が強過ぎると、相手が萎縮したり人と衝突するというトラブルが発生する、逆に、主張が弱過ぎると、言いたいことが伝わらなかったり、相手に押し切られたり、周囲にも不満や不信が募るという問題が発生する、とのこと。では、どうすればよいか。相手を尊重しつつ、自分の意見や気持ちを率直に伝えるアサーションがよいとのこと。例えば、締切を守らない人に対して、「約束を守ってもらえずに残念です。状況を聞かせてもらってもよいですか。」というような話し方。心がけないと難しい話し方です。最後に、メンタルヘルス対策につながるものとして、作業計画への参加と情報の提供、勤務時間と作業編成、円滑な作業手順、作業場環境、職場内の相互支援、安心できる職場の仕組み、を挙げられました。8月中に、学校の中で労働安全衛生委員会を開催する予定があります。この研修内容を活かして、職場のメンタルヘルス対策につなげたいと思います。
研修では、席が決まっていない場合、できるだけ前に座ります。どうせ参加するのであれば、講師の近くで参加しようという考えです。海外の学会に参加する日本人には特徴があると聞いたことがあります。できるだけ後ろの席に座る、身内でかたまって座る。大丈夫か、日本人。さて、話を戻します。昨日は、中央の前から2番目の席に着きました。最後にグループワークがあり、4人のグループで話をする機会があったのです。所属と名前、アイスブレークとして「最近あった良かったこと」または「最近食べておいしかったもの」を話します。グループワークでは、職場で改善したいこと、その対策を話しました。隣に座った先生が、初任の先生でしたので、帰る前にエールを送ろうと話しかけました。すると、実は、私は野津原東部小学校の卒業生です、と言うではないですか。ちょっと待ってください。野津原小学校は、平成30年に、野津原東部小学校、野津原中部小学校、野津原西部小学校の三校が統合してできた学校です。校舎は、野津原東部小学校の校舎を引き継いでいます。強い縁を感じました。今日、出勤した後、校長室に卒業アルバムがあることを思い出して、何冊かをパラパラめくってみました。なんと、小学生時代のその先生がいるではないですか。野津原小学校から、学校の先生になろうとがんばった児童がいたこと、そして実際に先生になられたこと。大感激です。卒業アルバムにある「私の将来について」という作文の書きだしは、こうです。「私は、将来、人の役に立つ仕事につきたいです。なぜ、この仕事につきたいと思ったかというと、実際に私も困った事があった時、たくさん助けられたからです。」作文では、明確に先生とは書かれていませんが、全文を読んで、このときから、先生を想定していたのだろうと思いました。それだけ、小学校で素晴らしい先生に出会ってきたのでしょう。当時の先生方もこれを知れば感激されることでしょう。当時の先生方、本当にありがとうございます。私からも感謝申し上げます。そして、現役のすべての先生方、みなさんを見ている子どもたちはたくさんいます。健康第一でがんばってください。最後に、その初任の先生をますます応援したくなりました。企業では、入社1年目は初心者マークをつけて、入社3年目くらいまで、まずまず手厚く社内教育、OJTが施されます。ところが、先生という仕事は、1年目からベテランの先生と同じように一人前扱いです。ですので、たいへんだと思います。ただ、満足感、達成感、やりがいが多い仕事です。先生、がんばってくださいね。何かあれば、いつでも母校、野津原小学校に相談ください。相談があります。はい、喜んで。
ちなみに、この物語り、帰る前に話しかけていなかったら、未完成です。話しかけること、対話すること、やっぱり大切ではないでしょうか。