250801
8月になりました。葉月。August。8月と聞くだけで、夏真っ盛りをイメージします。暑い日が続きます。夏休み期間中、学校の先生は何をしているのでしょうか。夏休みには、多くの研修や会議が設定されます。これは、授業があるときは、研修や会議を行うことが難しいからです。そのため、先生方によって多い、少ないはありますが、研修や会議に参加します。大切なことですが、一学期の振り返りをします。学校は、重点目標と取組を、年初に設定します。設定した取組がきちんとできたか、重点目標を達成できたかを、ふり返ります。このふり返りを踏まえて、二学期に改善すべき点を明らかにして、その準備をします。さらに、二学期の授業や行事等の準備をします。自転車操業ではなくて、きちんと見通しをもって授業や行事を展開するには、準備が大切です。心身の英気を養うために、お休みを取得することも忘れません。
昨日、不登校未然防止、再登校支援に向けた学校づくりに関して、研修を受けました。これまでの実績や経験が整理されていて、とても説明がわかりやすいと感じました。研修を受けることができて、不登校未然防止、再登校支援について、学校としての対策を考えるきっかけになりました。私が理解したことをごく簡単に言えば、学校に不安、または、不快があり、学習の困難感などをきっかけに不登校が発現し、家庭が快適であれば不登校が継続する、ということ。不登校を未然に防止する、または、再登校のためには、不安、登校意義、社会的スキル、学力・身体状況、生活習慣の5つの領域に関して、行動できるようにする必要があるとの説明でした。例えば、わからないことをわからないから教えてほしいと言える行動は、社会的スキルのひとつです。学校としてできる対策を考えて、実行していきたいと思います。広報や啓蒙も、対策のひとつと考えます。
今日は、野津原中学校区子どもを守る地域ネットワーク会議に参加し、ヤングケアラーについて考えました。ヤングケアラーとは、家族の介護その他の日常生活上の世話を、過度に、行っていると認められる子ども・若者と定義されるようです。いわゆるお手伝いとして、家族の介護や日常生活上の世話をすることは、ままあります。ポイントは、過度にという点です。ただ、過度にの定義は明確には示されていないようです。ヤングケアラーで問題になることは、自分の時間を持てないため、学びや運動の時間を確保できない、さらには、元気がなくなったり、対人関係のトラブルが発生するなどでしょうか。ヤングケアラーと家族に、ヤングケアラーに対する支援があることを、知っていただくことが重要となります。ヤングケアラーは不登校にもつながる可能性がありますので、見過ごしてはいけない問題だと思います。