250729
今日は、野津原小中学校の合同研修会で、『総合的な学習の時間』について、市教委の先生から指導いただきました。研修会の最後に、指導に対する謝辞を述べさせていただくとともに、先生方には、子どもたちに、総合的な学習の時間にすること(課題設定、情報収集、整理・分析、まとめ・表現)は人生そのものであること、課題を解決するために国語、算数などの教科の学習をしていることを伝えていただきたいと述べました。こういうことは、また、同じことを言っていると思われたとして、大切なことなので何度でも伝えていただきたいと思います。総合的な学習の時間は、自由度が高いため、先生方にとっては負担が大きく、面倒です。ただ、面倒だからやらなくてよいという話にはなりません。人生そのものですので、面倒でもきちんと実施いただきたいですし、高い自由度を利用して、先生方にも楽しんで実施してもらいたいと思います。ここで、総合的な学習の時間に何をするかは、子どもたちが選択できるように、いくつかの課題を挙げてほしいとも思います。課題の設定はとても大切です。そう考えると、一学期の最初に課題を決めることが難しければ、少し時間をかけてもよいのではないでしょうか。時間的には、年間70時間(週に2時間)もあります。一学期中に子どもたちとしっかりとした課題を設定できれば、まずは成功ではないでしょうか。そして、総合的な学習の時間に取り組んだ結果として、子どもたちが先生方が想像しているもの以上のものを最終的にアウトプットできれば大成功です。逆に言えば、先生方が事前に想像していたきれいなまとめで終われば失敗と言えるかもしれません。形骸化することなく、子どもたちの興味・関心を刺激して、失敗を恐れずにチャレンジしてほしいと思います。人生でも失敗をすることはありますし、その失敗から多くのことを学びます。今回の小中合同の研修では、中学校の先生との交流も含めて、多くの学びがありました。注意しないといけないことは、たくさん学びができた、よかったよかったで終わってはいけないということ。学んで終わりではありません。実践が大切です。人生そのものである総合的な学習の時間は、わくわくする学び。子どもたちも先生方も、わくわく学んでほしいと願います。