250609
6月8日、北部九州が梅雨入りした模様とのニュースが流れました。そのニュースの通り、今朝はしっかりと雨が降っています。晴耕雨読、野津原小学校では晴運雨読となりますが、落ち着いて読書できるとよいですね。
6月8日、佐賀市ではフリー参観を実施していました。他市町村の学校を見させてもらうよい機会と考えて、校区の兵庫小学校のフリー参観に参加させていただきました。1時間目は8:30から。8:15くらいに学校のグランドに着くと、早い方で、まだ車は10台くらい。校区内の地域の人として受付。受付では、佐賀市学校教育ビジョン2025(B3版両面)とQRコード付きのアンケート調査書をいただきました。最上位目標は、子どものwell-beingの実現 私もあなたも今も未来も自分らしく輝く。well-beingの補足説明として、身体的・精神的・社会的に良い状態にあること。生きがいや人生の意義などの将来にわたり持続的な幸福や個人を取り巻く場や地域、社会が持続的に良い状態であること、とあります。さらに、主体性を伸ばすための3つの力として、自律(自分で決めて自分で行う)、尊重(自分も他者も尊重する)、創造(新しい価値を創り出す)が示されています。また、それぞれに対して、具体的にわかりやすいことばで説明がありました。とても参考になります。
さて、早速、1時間目から授業を参観させてもらいました。兵庫小学校区は宅地開発などが進んだこともあって、以前よりも児童数は増えているようです。各学年は3から4クラス。1クラスは35名程度。6年生では、小数と分数の入り混じった計算の授業が、複数クラスで実施されていて、見比べることもできました。授業参観を見させていただくときには、先生はどのように子どもたちを授業に惹きつけるか、子どもたちの発言、発話をどのように引き出すか、子どもたちが望むタイミングで交流活動が行われているか、ふり返りまできちんと授業の中に組み込まれているか、ふり返りについてよい点や課題のフィードバックをしているか、などを確認させていただきます。身近な例を述べることで、子どもたちを授業に惹きつけている先生、子どもたちの発言、発話をていねいに拾って話を広げる先生など、素敵な先生がたくさんおられました。一方で、単なる答え合わせしかしない交流や、ほとんど授業が終わりかけのタイミングでのふり返りなど、課題があることもわかりました。交流とふり返りは、どの学校でも大きなテーマだと思いますが、先生によりばらつきがでないように、子どもたちが交流を望むタイミングとはどういうタイミングかということと、きちんとフィードバックするふり返りを、丁寧に先生間で共有して進めていきたいと思います。フリー参観を設定いただき、ありがとうございます。参観に来られていたのは大半が保護者さんだと思いますが、地域の人にも開かれたフリー参観はたいへんありがたいと思います。地域のみなさんも、ぜひ学校のフリー参観に参加されてみてはと思います。
修学旅行の写真を掲示しました。3年生が、「ぼくたちも、6年生になったら修学旅行、あるよね」と言いながら、校長室横を歩いていきました。見てくれているようです。