学校だより No.4 R7/5/27
早くも一学期は折返しです
五月が終わります。五月末は一学期の折返し点です。そこで、一学期前半の野津原小を振り返ります。
登校する子どもを出迎えることから一日は始まります。徒歩の子どもは、歩くことで脳が活性化されるためか、ほとんどの子どもが挨拶をしてくれます。挨拶は相手意識の基本のひとつです。野津原小全員が、きちんと挨拶できるようになればいいなと思います。いつも顔を合わせている人との「おうちあいさつ」を続けてください。
授業を参観すると、先生方は子どもたちの興味関心を刺激する授業を展開しています。それに応えて、低学年の子どもたちは元気に手を挙げて発言し、高学年の子どもたちはタブレットに自分の意見を書き込みます。授業中に、友だちと意見を交わす交流の姿もよく見かけます。交流の良い点は、他の人の意見をヒントに自分の考えを変えたり、深めたりできること。同じ人とばかりではなく、いろいろな人と交流できればいいなと思います。
休み時間には大半の子どもが運動場で外遊びをしています。体育の体力測定では、自分の記録にチャレンジしていました。おうちトレーニングもがんばって、運動の基礎的な力をつけてくれているようです。
一学期後半の課題は、今年の重点、「相手意識を持つこと」です。子どもたちを見ていて気になることは乱れた言葉使い。近くで聞いていて、嫌だなと思うことがあります。自分の言葉が周りの人を不快にさせているかもしれない、と考えるのが相手意識。思ったことをそのまま言うことが子どもの特権かもしれませんが、何を言ってもいいわけではありません。自分の言動が、相手をきずつけないか、相手を嫌な気持ちにさせないか、少しずつでも、言動の前に考えられる人になってほしいと願います。みんなが相手意識を持てば、学校は、より安全、安心で、居心地のよい場所になるはず。一学期の後半、相手意識を持つ子どもたちが増えることを、期待しています。
修学旅行は貴重な学習機会
いよいよ、野津原小のリーダーである六年生は、修学旅行に出かけます。5/29、5/30の一泊二日。この二日間は、五年生が学校のリーダーとなります。五年生にはしっかりと留守を守ってほしいと思います。修学旅行の行先は、一日目が、佐賀県宇宙科学館、長崎原爆資料館、平和公園、二日目が、雲仙岳災害記念館、グリーンランド。修学旅行を満喫する方法は、いったい何でしょうか。それは、事前学習をしっかりすること。事前に調べ学習を十分にしていれば、現地で知識を補強したり、疑問点を解消したりすることができます。歴史から学ぶという言葉を聞いたことがありますか。自分の経験だけでは得られる知識は限られますが、歴史から学ぶことで、より多様な知識を身につけることができます。さらに、その知識を用いることで、より良い判断や行動ができるようになるのです。修学旅行は、まさに歴史から学ぶことができる絶好の機会と言えます。お土産を買ったり、グリーンランドで遊んだりすることも貴重な学習機会です。なぜでしょうか。五千円という限られた予算で、お土産をもらった人の満足度を最大にするようにお土産の組合せを考える、限られた時間の中で、同じ班の人の満足度を最大化するようにグリーンランドのアトラクションの組合せと順番を考える。これらは、実は、制約つき最適化問題という、高度な数学の問題なのです。その高度な問題を、自分で考えたり、班のみんなで考えたりと、楽しみながらパズルのように解を求めています。思い出に残る楽しい修学旅行にしてください。