令和7年度1学期終業式
1学期終業式。子どもたちに話した内容を紹介します。
みなさん、おはようございます。一学期を振り返りましょう。最初に、始業式と同じ質問をします。学校は楽しいですか。楽しいという人、手をあげてください。はい、ありがとうございます。手をおろしてください。学校があまり楽しくないという人、手をあげてください。はい、ありがとうございます。二学期は/も、楽しい学校にしたいと思います。
では、一学期を振り返ります。今年、野津原小学校は、三つのめあてを決めました。相手意識を持つこと、主体的に学ぶこと、主体的に行動することです。まず、相手意識についてです。7月はじめの全校集会で、挨拶について話をしました。自分から挨拶をしなかったとき、みなさんが挨拶してくれるかという話です。その全校集会の後、みなさんの挨拶は、見違えるようによくなりました。何が変わったかと言うと、自分から先に挨拶をする人が本当に増えました。さらに、きちんと顔を向けて、聞こえる声の大きさで挨拶する人も増えました。ポイントは、相手に伝わる挨拶、相手が気持ちがよいと感じる挨拶です。挨拶は、相手意識の第一歩です。相手に伝わる挨拶ができるようになったということは、みなさんの相手意識が芽生えたと捉えています。みなさんは、朝顔、ミニトマト、えだまめ、ツルレイシ、それぞれ種をまいて、あるいは、苗を植えて、芽が出ないか、実ができないか、楽しみに待っていたと思います。芽が出たとき、実がなったとき、みなさんはとても嬉しく感じたと思います。校長先生は、それと同じ気持ちです。みなさんの相手意識の芽が出たことを、とても嬉しく思っています。そして、次は、花を咲かせたいと思っています。それが、相手のことを考えた言葉づかいです。具体的にどうすればよいかを言います。まず、呼び方です。お前という呼び方はやめて、名前を呼ぶようにしましょう。次に、正しいことを言う場合でも、強い口調で言うことはやめて、優しく言いましょう。これらができるようになれば、花が咲きます。
2つ目の「主体的に学ぶ」を振り返りましょう。毎日授業を見ていて、いろいろな姿を見ることができました。先生の問いかけに反応して発言する人。手を挙げて発表する人。高学年では、タブレットを使って、自分の意見を積極的に書く人。他の人が書いた内容を見て、考えを広めたり深めたりしてさらに書く人。こういう姿を見ると、主体的に学ぶについても、芽が出たと捉えています。確認してほしいことは、先生や家族から言われたからやる、先生や家族が喜ぶからやる、というのは主体的ではありません。自分がやりたいから進んでする、が主体的。学ぶうえで、自分の意見・考えを持つこと、それを書くこと、話すこと、対話することは、とても大切です。これらが上達した状態が、花の咲く状態です。
3つ目の「主体的に行動する」を振り返りましょう。昨日、なかよしフェスティバルがありました。先生からの働きかけはありましたが、運営委員会が行動したために実現したと考えます。また、各クラスでのお店についても、各クラスで話し合い行動した結果、成功したと考えます。6年生の修学旅行や5年生の宿泊合宿では、準備も含めて、旅行中、合宿中、自分達で行動する姿がたくさんありました。主体的に行動するについても、芽が出たと捉えています。確認してほしいことは、誰かがするから自分は何もしなくてもよい、先生が見ている前では行動する、先生によって態度を変えるというのは、主体的な行動ではありません。繰り返しますが、自分がやりたいから進んでするというのが、主体的です。
最後に話をまとめます。野津原小学校が大切と考えている相手意識、主体的な学び、主体的な行動について、一学期のみなさんの姿から、3つとも芽が出て、どんどん伸びていると評価しています。みなさん、一学期はよくがんばりました。みなさんで、みなさんに向けて拍手をしましょう。
いよいよ明日から夏休みです。芽を枯らさないように、水やりと肥料を忘れないようにしてください。二学期は、花を咲かせ、実ができるように、また、みなさんと一緒にがんばりたいと思います。これで、話を終わります。