令和7年度2学期始業式
2学期の始業式。子どもたちに話した内容を紹介します。
みなさん、おはようございます。楽しい夏休みが終わり、今日から二学期です。でも、心配しなくて大丈夫です。二学期は、夏休みよりも楽しくできるからです。まず、運動会があります。運動が苦手でも活躍の場はたくさんあります。念願のミニサッカーゴールが届きました。ルールを決めて、サッカーをしたいと思います。今日始まった二学期。元気に、楽しく、いろいろなことに挑戦してほしいと思います。
最初に、一学期末に答えてくれた児童アンケートの結果をお伝えします。今から伝える数字は、そう思うと、どちらかというとそう思うを合わせた肯定的な回答の割合です。学校の生活は楽しいは96%。学校の授業は楽しいは94%。学校の授業は分かりますは96%。何れも、肯定的な回答が多く、うれしく思います。この理由は、みなさんを見てくれている先生方が、楽しくなるように、授業がわかるように工夫してくれた、それに加えて、みなさんが楽しくしよう、授業をわかろうとしたからだと思います。2学期も、学校が楽しい、授業が楽しい、授業が分かる、を続けていってほしいと思います。逆に、あまりよくなかった項目も紹介します。早寝・早起きができているが77%。家で毎日決められた時間の学習をしているが83%。早寝早起きができず、学習時間も足りないということは、メディア時間が長いのでしょう。小学生のみなさんに、一番、大切なことは何か、わかりますか。実は、勉強ではありません。十分な睡眠をとることです。心と体が成長したり、学習内容が定着したりするのは、夜、寝ているからなのです。逆に、夜、寝る時間が短くなると、心と体の成長は止まり、学習内容も定着しないのです。そこまでして、見る価値があるメディアは絶対にないと断言します。今日から2学期。気持ちを切り替えて、9時から6時まで9時間寝ることを、一つの目標にしてください。
次に、一学期の終業式で話したことを思い出してほしいと思います。今年、野津原小学校は、三つのめあてを決めました。相手意識を持つこと、主体的に学ぶこと、主体的に行動することです。相手意識については、きちんとした挨拶ができるようになってきたので、相手のことを考えた言葉づかいができるようになりましょうと話しました。お前という呼び方はやめて、名前を呼ぶようにしましょう。正しいことを言う場合でも、強い口調で言うことはやめて、優しく言いましょう。こういうことを伝えました。「主体的に学ぶ」と「主体的に行動する」の両方に共通していることは、主体的にということです。先生や家族から言われたからやる、先生や家族が喜ぶからやる、先生や家族が見ているからやる、そういうことではありません。自分の意志で進んでするという のが主体的。みなさんが、これから大人になって生きていくには、自分の意見や考えを持つこと、それを書き表したり、人に伝えたりすること、人と対話することが、とても大切になります。そして、その後、自分の考えに基づいて行動することが、求められます。ぜひ、今の小学生の間に、その練習をしてほしいと思います。
最後に、二学期に期待することをまとめます。二学期には、落ち着いて学んだり、行動したりできる時間が十分あります。そこで、主体的に学ぶ、主体的に行動するということに、チャレンジしてほしいと思います。失敗しても、全く問題ありません。失敗を笑う人がいるかもしれません。でも、そういう人はチャレンジしない人です。笑わせておけばよいのです。最後に笑うのはチャレンジした人です。児童アンケートで話した早寝早起き、家庭学習についても、結局は、主体的かどうかという問題です。先生や家族から言われるからやるというのでは長続きしません。自分の課題、自分のためと考えて、自分の意志でしようと思わない限り、改善しないのです。よく考えて、行動してほしいと思います。そうすると、人は変わることができます。成長します。みなさん一人ひとりが、自分で、楽しい二学期にしてください。期待しています。これで、二学期始業式の話を終わります。