(5/11)人権問題研修
『管理職のお仕事』という演題の人権問題研修を受講しました。約2時間の研修で、強く印象に残ったことを、メモしておきたいと思います。一つ目は、「人権課題は道徳では解決できない」ということ。これは、道徳が必要ではない、道徳は無力である、という意味では決してありません。人権教育とは、社会の制度や権利について学び、構造的に問題を把握する力をつけて、社会の矛盾や不合理を正していく行動力を育む教育。つまり、思いやりや心がけに加えて、プラスアルファーが必要という意味と解釈しました。二つ目は、差別行為につながる経緯は、些細なことから始まるということ。第一段階は、決めつけ・思い込み。第二段階は、偏見。第三段階は、排除。第四段階が、差別行為。これを放置すれば、さらに、暴力、虐待につながっていきます。こう考えると、最初の「決めつけ・思い込み」が諸悪の根源と言えるのかもしれません。些細なことと、過小評価することなく、決めつけ・思い込みをしていないか、セルフチェックをする必要があると思います。また、「排除」という行為にも着目したいと思います。仲間外れは、排除そのものです。人を排除することで、自分を守るというのは、完全に間違っています。決めつけ・思い込む、偏見、排除が差別行為につながるということを、改めて認識し、自分の行い、他人の行いを注視していく必要があると感じました。また、子どもたちには、何らかの困りがある、という見方をすることも大切だと思います。この子はいつも元気だから困りは何もない、というのは、それこそ決めつけです。そうではなくて、いつも元気に振舞ってはいるけど、この子にも何らかの困りがあるのではないか、という見方をすると、見えなかった困りが見えてくるかもしれません。教職員は、子どもの困りに気づける集団でありたいと思います。