早寝・早起き・睡眠時間
児童アンケート結果が出そろいました。「早寝・早起きができていますか。」の肯定的な回答が75%です。この結果は、25%、すなわち、4人に1人は、早寝・早起きができていないことを示しています。正直に答えてくれたことは評価しますが、早寝・早起きができていないことは残念ながら評価できません。時間を作って、早寝・早起きができない原因を、追加で質問してみたいと思います。原因候補を想像してみました。①勉強、②読書、③家族の生活時間(が遅いため)、④家の仕事、⑤メディア(テレビ、インターネット、SNS)、⑥ゲーム、⑦その他。これぐらいでしょうか。それぞれの原因毎に、対応策が分かれるように思います。
早寝・早起き・睡眠時間の確保が、なぜ、大切なのでしょうか。当たり前過ぎて恐縮ですが、見過ごされているようにも感じますので、確認しておきます。睡眠時間の確保には、心身の健康の維持、身体の免疫力の向上、日中の活動の活性化などの効用があります。これらは、子どもだけではなくて、大人にも必要です。日中、あまり元気がないなという子どもは、どうも睡眠時間が足りないようです。子どもは、さらに、睡眠時間の確保により適切な成長が促されます。これは、見過ごしてはいけない大きな効用です。後から取り戻すことができないため、特に重要と言えます。
目の前の享楽のために睡眠不足となっているとすればどうでしょうか。自分の適切な成長を犠牲にしてまで見る価値のあるメディア、やる価値のあるゲームは、ありません。子どもが睡眠時間を確保することが重要であることを正しく認識できない場合は、周りの大人が見守り声かけする必要があるのではないでしょうか。時間は取り戻せません。後悔、先に立たずです。転ばぬ先の杖と申しましょうか。まだ、間に合います。