医療にかかわる仕事[キャリア教育]
※キャリア教育の一環として、仕事の紹介を試みます。
■看護師
医師の診療の補助をしたり、病気や障がいをもつ患者さんの生活を補助したりする仕事。病院、介護施設、在宅診療などで活躍。やりがいは、患者さんに喜んでもらえること。患者さんから教えられることも多く、心が温かくなる職業のひとつ。ナースカンファレンスでは、正しい情報伝達など、コミュニケーション能力も必要となる。また、心細い患者さんに対して、挨拶、笑顔は大切。看護師の国家試験に合格する必要がある。看護師になるためには、専門教育を受ける必要がある。
■医師
生まれつきの障がいや病気などをもつ患者さんを、健康な生活が送れるように、手術などで治療する仕事。医療に関する知識はもちろん、体力や集中力も必要。最近では、患者さんとのコミュニケーション能力も重視されているため、大学入試では面接試験が課せられることが一般的である。やりがいは、人の命を救えたり、笑顔を取り戻せること。大学の医学部(6年間)を卒業し国家試験に合格して医師免許をもつ必要がある。
■創薬研究者
新しい薬を開発する研究者。大学、製薬会社などが、主な職場。薬が製品になるまでには10年かかると言われている。効果や安全性などを確認する必要があるため。作り出された化学物質のうち、薬として世に出るのは2万個に1個という世界。病気を治すためという使命のもと、働いている。薬は一人で生み出せるものではないので、他の人とのコミュニケーション能力は必要。たいへんなところは、競争があること。発見は最初にした人だけが認められるもの。論文を書いたり、学会発表をすることも、仕事のひとつ。大学で、薬学部、理学部、農学部などの理科系学部で研究者としての基礎を学ぶことができる。