ICT教材
今日、校内研究で、ICT教材をこのように活用しています、という話をしてくれました。ICTは、釈迦に説法となって恐縮ですが、Information and Communication Technologyの略ですね。高学年では、効果的にタブレットを使った授業を展開してくれています。今日は、学校現場でよく使われているロイロノートについて、教えてくれました。例えば、新聞づくり。新聞のフォーマットをロイロノートで準備して、修学旅行新聞を作るということをしていました。サンプルも提示し、修学旅行で撮影した写真も使えるようにしたところ、それぞれの子どものオリジナル新聞ができました。考えを持たせること、それを書かせることも、ロイロノートは役立ちます。何と言っても、クラス全員の画面を先生が共有できること、すなわち、手元のタブレットで全員の意見を一覧できる機能は、とても有効です。また、先生が児童間での共有を許可すると、クラスメートの意見を見ることができるようになります。そうするとどうなるか。その意見を踏まえて、広めたり深めたりしていきます。とてもよい学び合いと見ています。もちろん、手書きのノートは手書きのノートのよさがありますので、それは否定しません。振り返りでも、ICT教材は実力を発揮します。例えば半年前に書いた自分の意見を、簡単に検索して見つけることができます。手書きのノートではどうでしょうか。パラパラめくれば見つかる場合もあるでしょうし、ノートを新しくした場合は、すぐには見つからないかもしれません。振り返りはとても大切で、自分の学びの履歴もたどることができます。ICT機器は高学年にしか活用できないのでしょうか。そうは思いません。低学年は、キーボードからの文字入力は難しいと思いますが、ペンで手書き入力をしたり、〇✕や、言葉で作った選択肢を準備して選択するようにしたりすれば、十分に使うことができます。学びの履歴もきちんと残ります。ICT機器は、使うことが目的ではありませんが、今や、学びにはなくてはならない存在です。まだ、あまり活用できていないという先生は、今日の学びをヒントに使っていけばよいと思います。難しくありません。使えば使うほど、いろいろとアイデアがでてきます。上手な使い方ができたとき、また、紹介してくださいね。学校全体で、ICT機器も上手に使いながら、主体的に学ぶ児童を育成したいと思います。