もりねこ[図書館の絵本]
図書館にあるもりねこ(くさかみなこ)を、読みました。大きなねこで、森のようなねこという意味で、もりねこ。森の動物たちは怖がって、もりねこに近寄ることをしないで、もりねこはずっとひとり。気楽だから、ひとりでいいとうそぶいていました。あるとき、小鳥たちが森と間違えて、もりねこに住みつきます。小鳥たちにつられて、ほかの動物も住みつきます。もりねこはうれしそう。ただし、そんな平和は長続きしません。動物たちがもりねこから出ていくことになります。もりねこは、気楽だから、ひとりでいいと、またうそぶきます。自分の心に正直になれないひと、これは子どもだけではなく、大人にもいますよね。なぜなんでしょうか。プライドみたいなものでしょうか。何に対するプライドでしょうか。自分にうそをつくと、自分がかわいそうです。そうです、素直が一番なんです。素直になると、心はずっと平和になります。