問い
学び、特に主体的な学びで必要なことは、問いを持つことです。幼い子どもが聞く、「どうして?」です。なぜ、どうしての問いを持って学習すれば、知識・技能、思考力、判断力の何れもついてくると思います。どの教科の学びでも、子どもたちに「問い」を持たせる指導が必要です。当たり前と思われるものでも、あるいは、そういうものこそ、問いかけてみるとよいと思います。子どもたちは、当たり前と答えるかもしれませんが、それでは問いの答えになっていません。そういうことも指導すればよいのです。何でもよいのですが、例えば、「自分が書いた文章を、見直しましょう」という学びをするとき、「どうして見直しをする必要があるの?」「めんどうだから、見直さなくてもいいよね」と、子どもたちにゆさぶりをかけて聞いてみてはどうでしょうか。自分の考えを、まず、持たせる問いです。子どもは、反発したくなることが多いようなので、「いや、見直さないとだめ。なぜかというと、・・・」と考えを持ち始めます。しめたものです。子どもたちが考えを持つ問いを発する力が、先生方には求められているのではないでしょうか。