おうちトレーニング
今、甲子園では、連日、高校野球の熱戦が繰り広げられています。そんな中、横浜高校の元野球部監督の訃報が伝えられました。大リーグでも活躍した松坂投手を育てた監督です。テレビで、松坂投手が監督について話をしていました。1年生の時から、毎日のように、監督部屋に呼ばれて、肩もみなどをさせられていたそうです。させられていたというのは、照れ隠しの表現なのでしょうが、肩もみには、投手が必要とする握力を強めるねらいがあったようです。肩もみの成果です。3年生になったときには、監督から痛いと言われるほど、握力が増していたと語っていました。
このエピソードを聞いて、何かを思い出さないでしょうか。そうです。野津原小学校のおうちトレーニングのメニューにある肩もみです。ねらいは全く同じです。握力を高めてもらうための運動です。さらに言えば、肩もみと同時に、対話をしてもらいたいという願いがあり、家族への肩もみをメニューに入れたのです。学校でどういうことを学んでいるのか、どういう係活動をしているのか、ぜひ、親や家族から、対話をしかけてほしいと思います。きちんと対話できる子どもを見ると、親や家族など、まわりの大人と対話しているのだろうなと想像できます。一方、対話ができない子どもを見ると、まわりの大人と対話をしていないのだろうなと思います。手前味噌で恐縮ですが、野津原小学校のおうちトレーニングは、体力と対話力が身につく一石二鳥の取組なのです。
ただし、です。形だけやるような、形骸化したおうちトレーニングでは、体力も対話力も身につきません。形骸化しているかどうかは、体力や対話力の結果、すなわち、体力や対話力が向上しているかどうかで判断できます。何事も、どうせやるなら、きちんとする、が正解だと思います。ちなみに、今年度も、野津原小学校の握力は全国平均を下回っています。良い捉え方をすれば、握力向上の伸び代が残されている、ということになります。