四つ「は」のクローバー
交通指導員の方から、ハンドポケットが危ないことを、ハンドポケットをしている子どもたちに、日々、伝えてもらっています。言われたときはやめても、見えなくなったら元通りという子どももいるため、ハンドポケットのリスクがまだまだ子どもたちに伝わっていないと感じます。学校でも、朝晩が寒くなり始めた10月初旬くらいから、全校集会等の機会も含めて、ハンドポケットをしていると、転倒したときにとっさに手が出ないので大事な顔をけがする危険があること、だからハンドポケットをしないようにしましょうと伝えています。ハンドポケットをする理由は、手が冷たいからでしょう。手袋をすれば解決します。簡単です。すでに、ハンドポケットが癖になっている子どももいます。小学生の間に、無くした方がよい癖です。ハンドポケットは姿勢を悪くします。猫背となって、子どもらしさが失われるように思うのですが、如何でしょうか。自分が痛い目をしないとわからないというのは、残念ながら愚かな人です。他の人の事例や、歴史から学ぶのが、賢い人。「賢者は他者の経験(歴史)から学び、同じ過ちを繰り返さないようにする。」ドイツのビスマルクの言葉です。1800年代の人。ということは、200年以上も前から、言われている言葉なのです。同じ過ちを繰り返さない賢い人でありたいものです。
「ハンドポケット」の他にも、「走りません」、「履きましょう」、「ハンカチ持参」を伝えています。廊下で走ると、衝突したときに大事故になる危険があります。靴のかかとを踏んで靴をスリッパのように履くと、転倒する危険があります。ハンカチは、煙から身を守るのはもちろん、手拭き、咳エチケットなど、マナーでもあります。4つの「は」。守ってほしいと思います。四葉のクローバーを守ることは、自分の身を守ることはもちろん、他の人の身を守ることにもつながるのです。これらも、立派な相手意識です。