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6年生は、算数で、比について習ったことを復習する問題にチャレンジしていました。生活でも、比は使います。例えば、料理。1:2の割合で、調味料を配合しますのように。しっかり身につけておかないと、おかしな味の料理ができてしまうかもしれません。
4年生は、図工で、ストーンアートにチャレンジしていました。ななせ交流会の方々が学校にお見えになり、ストーンアートの作り方を教えてくれていました。シンプルに目玉焼き、かわいいですね。

5年生、6年生は、体育で、持久走の5分間走にチャレンジしていました。持久走の季節、年末も近いと感じます。持久走は、俳句の冬の季語でしたでしょうか。そんなのはないかもしれませんが、季語もアップデートが必要かもしれません。調べてみました。持久走は季語にはありませんでしたが、マラソン、駅伝は、冬の季語でした。それはともかく、子どもたちは、5分間、グランドを何周できるか、がんばって走っていました。5分間走を続ける中で、走った記録が努力して伸びていくことを実感してほしいと思います。ちなみに、私も5年生と一緒に走りました。たいへんしんどい思いをしましたが、まだ、走れそうです。ここで、質問です。最後に5分以上走ったのはいつですか。

5年生は、道徳で、『人に信用してもらうために自分ができること』について、考えていました。授業の導入は、「嘘(うそ)をついたことがありますか?」。子どもたち全員が、嘘をついたことがあるとのこと。正直です。事例を挙げる中で、良い嘘と良くない嘘があるという意見が出ました。良い嘘とは何か、良くない嘘とは何か、グループで交流し意見を出し合います。良くない嘘は、人をだましたり、傷つけたり、悲しませたりするもの。良い嘘とは、例えば、誕生日などのサプライズ企画で本人に気づかれないようにするための嘘。そして、いよいよ本題に入ります。『人に信用してもらうために自分ができること』。グループでの交流も行い、たくさんの意見が出ました。野津原小学校の笑顔いっぱい宣言(5つあります)を守る。相手のことを考える。人の気持ちを考える。正直(素直)に話す、嘘をつかない、相手のことを考えた嘘をつく、など。きっと、次の授業で、この続きをされると思います。
2年生は、道徳で、『とくべつな たからもの』の単元を学んでいました。めあては、「やさしい人について考えよう」です。単元の話は、こうです。くまさんは、ママに作ってもらった小さなカバンを持ってお出かけすると、はっぱやぴかぴかのどんぐりなどを見つけます。すぐに、カバンはいっぱいになりました。そのとき、穴から誰かの泣き声が聞こえます。穴を覗くと、ねずみの子が穴に落ちていました。ねずみの子を助けるために、ぶどうのつるを使って、くまさんは穴に降りていきます。ねずみは安心します。くまさんは、ねずみを片手で抱えて登りますが、上手く登れません。カバンにねずみの子を入れると、両手を使えると気づきます。でも、カバンは集めた宝物でいっぱいです。くまさんは、思い切ってカバンを逆さまにして振りました。宝物は全部かばんから落ちました。そのカバンに、ねずみの子を入れて、両手を使って地面に上がります。もう安心です。ねずみの子が、くまさんに差し出したぴかぴかのどんぐり。くまさんは、一つでも、これは特別な宝物と心の中で言った、という話。担任の先生が、子どもたちを揺さぶります。「どうして、宝物は穴の下においたままにしたのかな?」いろいろな意見が出ます。あきらめた。めんどうだから。次に穴に入ったときにつるが切れたら困る。ねずみの子のやさしさがつまったどんぐりだったから。一つでも宝物と思えるから。どんぐりは同じものでも、やさしさや気持ちがこもった、あたたかいどんぐり。くまさんは、このどんぐりは特別な宝物、これだけで十分と考えて、他の宝物は穴の下においたままにしたのでしょう。めあてに呼応するまとめは、「自分だけではなくて、相手のことを考えるやさしさ」。その説明の中で、担任の先生は、校長先生が言っている「相手意識」と同じですよと、補足してくれていました。なかなか、2年生は、まだできていないかなと先生が言われると、「えー、どうして?」と子どもたち。「例えば、けんかをしたとき、自分は悪くない、相手が悪いと言いますよね。相手のこと、相手の言い分を、考えていますか。」と先生。身近な例を聞いて、そうか、できていないかもと、納得する2年生の姿がありました。今日の授業の後、自分も大切、だけど相手も大切、と考える2年生が増えてくると思います。楽しみです。
たまたま同じ日に、5年生と2年生が、道徳で、相手意識について考える授業をしてくれていました。結局、人は一人では生きていけませんし、仕事をするにしても、一人でできる仕事はほぼ皆無です。そのため、小学生のときから、相手意識を持つことの大切さを伝える必要があると思っています。実際、野津原小学校の子どもたちに出会った四月から、相手意識については伝えてきたつもりです。ただ、伝えることと伝わることには乖離(かいり)があります。今日は、授業でゆっくり考える時間を与えていただけてよかったと思います。引き続き、これかれも、機会を見つけて相手意識を持つ大切さを伝えていきたいと考えます。