(10/30)全校集会
10月30日の朝の活動の時間に、月に一度の全校集会が開催されました。子どもたちに話した内容を、以下に示します。
みなさん、おはようございます。
9月が終わり、10月も終わろうとしています。2学期は、残り、11月、12月です。ちょうど、2学期の中間地点、折り返し点です。良い機会ですので、2学期の前半をふり返り、2学期後半の学校生活に活かしてほしいと思います。みなさんは、2学期の最初に、学習や生活の目標、めあてを考えました。今の時点で、そのめあてを達成できているか、ふり返ってみてください。できている人はその調子で続けてほしいと思いますし、できていない人は、どうすればできるようになるかを考えて、そのように行動し、2学期の終わりには達成してほしいと思います。このふり返りは、校長先生も、他の先生方もしています。目標を立てて終わるのではなくて、途中でふり返り、目標を達成しようとしています。
今日は、2学期後半にがんばってほしいことを2つ、伝えたいと思います。1つ目は話すことと書くことです。何だ、そんなことか、と思う人がいるかもしれません。ですが、みなさんの話す力、書く力は、まだまだ伸びます。話す力をつけてほしいなと思う例を、お話します。それは、質問したときに感じます。例えば、どうしてそれがよいと思ったのですかという質問をしたとき、よくある回答は「なんとなく」と「わかりません」、この二つです。これでは、伝わりませんね。ここで、話す目的を確かめておきましょう。話をするのは、他の人に、自分の考えや思いを、正確にわかってもらうためです。大切なことは、まず、自分の考えを持つこと、次に、それを正しく伝わるように話すこと。みなさんには、この二つ、自分の考えを持つということ、正しく伝わるように話すということ、をがんばってほしいと思います。なぜ、そう思うかも話しておきます。みなさんは、何れ中学生になり、大人になります。そのとき、一番大切なことは、自分の考えや思いを人に正しく伝えることだからです。これができないとどうなるか。自分の考えや思いとは違うことをやらされたり、人に誤解されたりします。それでは困ります。自分がやりたいことをしたり、正しく理解してもらうためには、話す力が必要なのです。でも、心配することはありません。例えば、アメリカで活躍している大谷選手。ある日、目覚めたら野球が上手になっていたかというと、そうではありません。考えて練習をして、練習をして考えて、を繰り返した結果、アメリカでも活躍する野球選手になったのです。みなさんも、考えて練習をして、練習をして考えて、を繰り返せば、必ず、話すことが上手になります。話すことが上手になれば、書くことも上手になります。最初から上手な人はいません。だから、失敗してもよいので、話す練習、書く練習を、毎日、続けてほしいと思います。もう一つ、お願いしたいことは、発言についてです。授業やクラスで発言することは、とてもよいことです。どんどん発言してほしいと思います。ただ、発言する言葉や内容で、授業やクラスの雰囲気が一気に悪くなることがあります。例えば、その場に関係のないことを言ったり、人の失敗を冷やかしたり、関係する人だけが笑う、内輪受けのことを言ったり、という発言です。周りの雰囲気が一気に悪くなりますので、発言した人は気づくはずです。気づいてほしいとも思います。そのときは、発言が失敗したことを受け止めて、失敗を繰り返さないように、自分で自分をコントロールすることを覚えてほしいと思います。そうすることで、誰にとっても学校が居心地のよい場所となります。
最後に、学校の輝き見つけをして終わります。普段から教室が静かというわけではありませんが、授業で集中してやる時には、静かにまじめに取り組む姿があります。メリハリがあり、切り替えができて、とてもよいと思います。それが、5年生と6年生です。5年生、6年生には、続けてほしいと思いますし、他の学年のみなさんには、お手本にしてほしいと思います。
では、2学期後半、話すことと書くこと、発言を中心に考えて行動することを、がんばってください。
これで、話を終わります。