【校長コラム No.15 働き方】
学校現場で働き方改革という言葉が使われるようになって久しくなりました。ご存知の通り、公立学校の教員に残業代が支払われません。その代わりと言ってよいのか悪いのか、月給の4%が教職調整額として支給されます。この額は8時間程の残業代に相当します。語弊があるかもしれませんが、残業には、やりたい残業とやらなければならない残業があるように思います。やりたい残業とは、自分の力量向上や満足度の向上に位置付けられる残業です。言い換えれば、実はやらなくても困らない残業、自己研鑽の時間です。やらなければならない残業について考えてみましょう。本当にやらなければならない残業かの判断は難しいのですが、こう考えてみてはどうでしょうか。自分の健康を害する時間以上の残業は、やらなくてよい残業。もっと言えば、やらない方がよい残業。健康を害すると、働きたくても働けなくなります。これでは本末転倒です。同じように考えていても、人から言われると、素直に聞き入れることができない場合があります。ですので、人から言われる前に、自分で健康を害さない働き方を確立するのがよいと思います。意識を変えましょう。意識が変われば、行動も変わります。