250807
昨日、学校に来た子どもたちへのメッセージです。気づいてくれた子どもがいたらうれしく思います。
元気が一番。寝る子は育ち、免疫力も高まります。精神の安定も図られます。44日ある夏休み、たくさん学んで、たくさん遊んでほしいと思います。
今日は、午前中と夕方に雨が降る予報です。空の色もそのような様相を呈しています。天気予報は、昔に比べて、正確になりました。たくさんのデータを統計処理して、予測精度を高めているのだと思います。
昨日、10月18日に予定している運動会について、第一回の企画会議が開催されました。練習は10月からですが、9月には応援団、放送係などの子どもたちの係や、準備スケジュール、競技ルール等々を決めていく必要があるため、夏休み期間中の第一回の会議を開催しました。説明いただく中で、ひとつだけ、気になる点がありました。それは、昨年同様、水筒の中身については、水またはお茶、薄めたスポーツドリンクも可とする、ということ。これには、反対意見を述べさせていただきました。というのは、歯科医師から、学校の先生に言いたいことがあるとして、話を伺ったことがあるからです。具体的には、学校では、運動会の練習時期に、スポーツドリンクの持参を許可しているが、子どもの歯を守るために、それは絶対にやめてほしいという内容でした。その理由は、こうです。小学生のときは虫歯ゼロまたは僅かであっても、中学生になると虫歯が急増するから。この原因は、部活動で飲むスポーツドリンクが一番の原因だそうです。部活動の途中で、スポーツドリンクを少しずつ飲み、ずっと口内を酸性にしていることが、虫歯発生の原因。7月18日付のほけんだよりでも伝えてくれているのですが、スポーツドリンク500mlには33gもの砂糖が含まれているのです。この量は、WHOが推奨する1日の砂糖摂取量目安25gを超えています。歯科医師の話をそのまま鵜呑みにして判断しているわけではなく、私も色々と調べた結果としての判断です。調べた結果として、私が把握していることは、日常的には、朝ごはんをしっかり食べることと十分な睡眠時間を確保することが熱中症対策になること、運動中は、こまめに水、麦茶などを飲むことが、熱中症対策になること。学校では、虫歯予防のためにフッ化物洗口をしていますが、過剰な砂糖が含まれたスポーツドリンクの持参はその行動と逆行します。これらを踏まえて、昨年度の小学校で、これまで許可してきた運動会練習日のスポーツドリンクの持参を禁止する提案をしました。養護教諭も、他の先生方も賛同してくれたため、そのように決定し、保護者にも連絡しました。このことにより、熱中症が発生したり、苦情が出たりということはありませんでした。熱中症は、しっかりとした朝ごはんと十分な睡眠で予防していただければと思いますし、運動会練習では、こまめな休憩、水飲みに配慮していきたいと思います。
ちなみに、今年度の野津原小学校運動会練習でのスポーツドリンク禁止は決定事項ではありません。養護教諭の意見も踏まえて、職員会議で判断することとなりました。結果は、またお知らせします。
なお、スポーツドリンクに関する歯科医の見解は、次のとおりです。スポーツドリンクは、砂糖の含有量が多く、酸性度も高いため、飲み方によっては虫歯のリスクを高めると歯科医は指摘しています。特に、長時間にわたって口の中にスポーツドリンクが残りやすい飲み方や、寝る前に飲むことは避けるべきです。スポーツドリンクには砂糖が多く含まれており、これが虫歯菌のエサとなり、酸を生成して歯を溶かす原因となります。スポーツドリンクは酸性度が高く、歯のエナメル質を溶かす(酸蝕症)リスクがあります。特に、長時間口の中に残りやすい飲み方は、このリスクを高めます。ダラダラ飲みは避ける。スポーツドリンクを少しずつ長時間かけて飲むと、口の中が酸性に傾いた状態が長く続き、虫歯リスクが高まります。寝ている間は唾液の分泌が減少し、口の中が乾燥しやすいため、虫歯菌が活動しやすくなり、虫歯のリスクが高まります。スポーツドリンクを飲んだ後は、水やお茶でうがいをすることで、口の中の糖分や酸を洗い流し、虫歯リスクを軽減できます。
日本小児歯科学会の見解も、ほぼ上記と同じで、次のとおりです。スポーツドリンクを飲みたい、飲ませたいという方は、一読されることをおすすめします。