250806
今日は、平和集会開催のため、登校日でした。元気に登校する姿がありました。
平和集会では、次の話をしました。
みなさん、おはようございます。44日ある夏休みの18日が終了しました。でも、まだ、26日も残っています。今年の夏休みは今年限り。8月31日に後悔しないように、一度、ふり返りをすることをおすすめします。
今日は、大きく、3つの話をします。
最初の話です。今日は、何の日か知っていますか。教室で先生から聞いていると思いますが、今から80年前の1945年の今日、広島に原子爆弾が投下されました。その3日後には、長崎に原子爆弾が投下されました。忘れてはいけないことなので、このように伝えています。80年前、何がよくなかったのでしょうか。まず、戦争をしたことですね。話し合いではなく、力で他の国を従わせようとしたことがよくありません。次に、人の生活を豊かにするために使うはずの技術を、人を攻撃する道具に使ったことがよくありません。原爆の悲惨さは、今年の6年生のように、修学旅行で詳しく学びます。この後、6年生が発表をしてくれます。しっかり見て、聞いて、自分の頭で、戦争や原爆の悲惨さ、平和の大切さを考えてほしいと思います。
二つ目の話です。みなさんは、何れ大人になります。18歳から、大人です。そうすると、ほとんどの人が10年以内に大人になります。大人の大切な役割は何でしょうか。ひとつは正しいリーダーになること、ひとつは正しいリーダーを選ぶこと、です。学校には児童会長、クラスには学級委員というリーダーがいますので、小学生のみなさんも、リーダーについては、考えたり、行動したりできます。しっかりと考えて、行動してほしいと思います。
最後、三つ目の話です。野津原小学校の平和について考えてみましょう。一学期末に、みなさんには、学校アンケートに答えてもらいました。結果を少し紹介します。笑顔いっぱい宣言のふり返りができている人は95%、友だちがいやがることをしていない人は90%、相手の気持ちを考えた言葉づかいができている人は89%。だいたいできているから、これでいいと思いますか。校長先生は、これでいいとは思いません。ここで考えてほしいことは、まわりの人の気持ちです。例えば、おまえと呼ぶ人、おまえと呼ばれる人がいます。登場人物はこれだけでしょうか。これを見ているまわりの人がいます。相手意識というのは、まわりの人にも向けてほしいと思うのです。本人同士はおまえと言われようが、強い口調で言われようが気にしていない場合も、それを見ている人、聞いている人が、いやだと思うことがあります。校長先生は、いやだと思います。そこで、みなさんに、提案があります。いやだと感じたら、それを、伝えるようにしませんか。できれば、した人に伝えてほしいと思います。なぜなら、した人は、それがいやだということに気づいていないかもしれないからです。いやだと思われていると気づけば、やめてくれるかもしれません。もしも、した人に伝えるのが難しい場合は、校長先生や担任の先生に伝えてください。いやと思ったことを、いやと表現する力は、これから、みなさんが生きていくうえで、必要となる力です。いやなことをいやと伝えられる人が増えれば、野津原小学校は、もっと、安全、安心で、居心地がよい学校になると思います。そういう状態が、野津原小学校の平和だと思います。よく考えて行動するようにしてみてください。話を終わります。
昨日、校長室に置いている「鉄鉱石とシリコンウェーハ」を見てくれる先生がいました。シリコンって、ゴムみたいな物質ではないのですか、から会話が始まりました。シリコーンは、ゴムみたいな物質、高分子化合物。まさに、ゴムのような用途として使われます。一方、シリコンは珪素(ケイ素)を英語表記したもの。元素番号14のSi。これが半導体材料としてのシリコンウェーハになるのです。まずは、塊(インゴット)を作り、それをスライスしてシリコンウェーハにします。これは、何に使われるのですか。そうですよね。そういう質問をしたくなりますよね。これは、スマホやPCなど、身の回りの電子機器などに、ICチップとして必ず入っています。意識はしていませんが、みなさんの身近に存在する材料が、半導体材料のシリコンウェーハです。こういう実際の仕事を子どもたちに聞かせたい、と言ってくれました。そうですよね。私も、実際の仕事を、キャリア教育の一環として子どもたちに伝えることは、とてもよいことと考えています。合わせて、会社で働くとはどういうことか、どういう1日、どういう1年の過ごし方になるのかなど、を伝えることも、自分のキャリアを考えるうえでとてもよい機会と考えています。運動会が終わってから、西の方の方をゲストティーチャーとしてお呼びしたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします。