要約
今日、6年生は、社会で、聖徳太子の政治について学んでいました。聖徳太子はどういう政治をしたか、教科書を見て、自分でタブレットを使ってまとめるという課題です。さて、子どもたちは、きちんとまとめることができたでしょうか。まず、まとめる、要約する、ポイントを書く、という場合、不必要なことを書く必要はありません。どうしても、教科書に書いていることを全て書こうとする子どもが多かったように思います。それでは、教科書の写真をとればよい、ということになります。どこで生まれたかは、今の問い、どういう政治をしたかには関係がありません。キーワードは、冠位十二階、十七条憲法、遣隋使、仏教でしょうか。このキーワードに、聖徳太子はどういう意味を込めてこれらの政治を行ったか、簡潔に書ければよいですね。
子どもたちにを指導する場合も、聖徳太子の政治の何がポイントか、その意味は何か、と問いかけるとよいのだろうと思います。これは、今回の社会、歴史、聖徳太子に限ったことではありません。調べ学習全体に言えることですね。書いてあることをそのまま写すのではなく、何がポイントかを見極める力、それが要約する力につながるのだと思います。