【校長コラム No.3 大人】
大人は子どもに、どのように映っているのでしょうか。大人を見て早く大人になりたいと思う子どもが多いとよいのですが、現実的には大人になりたくないと思う子どもも多いように思います。となると、これは大人の責任です。大人が子どもの前で、大人は大変だ、忙しい、時間がない、という類の愚痴をこぼしているのでしょう。そういう状態では、子どもは大人に魅力を感じません。そんなに大変なのだったら、大人になりたくない、と思います。子どもの前で愚痴を言っている場合ではありません。将来を担うのは今の子どもたちなのですから。そこで、大人は大人の魅力をきちんと子どもに伝えたり、その姿を見せたりしていく必要があります。自分の裁量で物事を決められる、進められ、とうのは大人の魅力です。仕事からは、達成感、満足感、有用感なども得られます。自由になるお金も多少持っていますので、その範囲の中で、好きなことができます。好きな本をたくさん買うこともできますし、好きな所に旅行に行くこともできます。たくさんの魅力的な人と交流することもできます。そういうことを、具体的に発信する必要があると感じています。