学校だより No.3 R7/5/16
大切な運動習慣
大分県では、児童の体力・運動能力等の現状を明らかにすること、体育授業の工夫・改善を図ること、児童が運動に関心をもち、体育的活動実施の動機づけとすることなどを目的に、毎年、体力テストを実施しています。これを受けて、野津原小学校でも、今、体力測定を行っています。中休みには、走力向上を目的に、ダッシュタイムという名前をつけたチーム対抗リレーに取り組んでいます。ダッシュタイムでは、1位のチームは金バトン、2位のチームは銀バトンを使うことができます。そのため、各チーム、金バトンを狙って作戦を立てているようです。給食の後の運動場には、自由に楽しそうに体を動かしている子どもが溢れています。走る人、ボールを投げる人、ブランコ遊びをする人、実にいろいろです。子どもたちには、小学校で身につけた運動習慣を継続してほしいと願います。そして、大人の皆さんにも運動を強くすすめます。特に、足腰の衰えを防ぐ運動は、後悔しないようにしておきたいもの。仕事も大切ですが、健康第一です。学校の教育目標である「行動できる児童」の育成を目的に、今年度も「おうちトレーニング」に取り組んでいます。声かけや応援を、よろしくお願いします。メニューは、①前屈(柔軟性)、②グーパー(握力)、③カエルバランス、④ブリッジ、⑤スクワット(下半身)、⑥股関節(柔軟性)、⑦ゆびハイタッチ(握力)、⑧片足立ち・飛行機(バランス)、⑨カメさん(背筋)、⑩クランチキープ(腹筋)。目標を決めて取り組み、自信や主体的に行動する力を養ってほしいと考えます。
さわやかな出来事
今週の始め、「きのうはありがとうございました」と言われることが2回もありました。ひとつは、昼休みの最後に砂場にごみが混ざっていると教えてくれたので、後で処理したとき。次の朝、砂場がきれいになっていました、ありがとうございました、と言ってくれました。もうひとつは、体調不良の子どもに声をかけたとき、あるいは、プリントを見てあげたとき。どちらも低学年の子どもたちでした。低学年でもきちんとお礼が言える、とてもさわやかな出来事として、印象的です。きっと、周りの大人がそういう姿を見せているのだろう、お礼を言うことの大切さをご家庭で教えておられるのだろう、と想像しています。子どもは大人の鏡。子どもに見られる大人として、かっこいい大人でありたいものですね。子どもに対して、お礼を言いなさい、謝りなさい、挨拶しなさい、と言いたくなる場面があります。このとき、指示するだけでは、その場限りとなってしまいます。単なる指示だけではなくて、なぜそうするのか、理由を合わせて説明することで、次の行動につながると感じています。すなわち、行動する理由を理解できれば、次に同じような場面に出くわしたとき、お礼を言う、謝る、挨拶する、ができると思うのです。時間はかかっても、粘り強く、繰り返し伝えていきたいと思います。
睡眠時間の確保
五月も半ばとなりました。子どもたちは、担任の先生を含む学級にも慣れて、生活スタイルを確立しつつあるのではないでしょうか。一方で、気温は日に日に高くなる中で、体育では体力測定も始まり、子どもたちに疲れが出ていないでしょうか。ご家庭でも健康観察に留意いただければと思います。疲労回復には、栄養と睡眠が欠かせません。特に、小学生は心身ともに成長期ですので、十分な睡眠が必要。厚生労働省が推奨する睡眠時間は、9時間から12時間。睡眠不足は集中力や注意力の低下にもつながります。学校で、安全・安心に過ごしていただくためにも、睡眠時間の確保をお願いします。