250408
令和7年度の1学期が始まりました。体育館で行われた新任式で、野津原小学校の子どもたちとはじめての対面です。少し緊張しますね。新任式で、大分県の18の市町村の中で、一番西に位置する日田市から来たこと、どういう学びをしているかを教室に見に行くこと、休み時間のグランドで見守りをすることを伝えました。この1年、どうぞよろしくお願いします。
始業式では、子どもたちに、以下のことを伝えました。
野津原小学校のみなさん、おはようございます。今日から、新学年、一学期のスタートです。
この一年、みなさんと、楽しく、学校生活を送りたいと思います。よろしくお願いします。
最初に、皆さんに聞いておきたいことがあります。皆さん、学校は楽しいですか。答えは、楽しいと、あまり楽しくない、の二つです。よく考えて、どちらかに手を挙げてください。では、いいですか。学校が楽しいという人、手を挙げてください。はい、ありがとうございます。次に、学校があまり楽しくないという人、手を挙げてください。はい、ありがとうございます。今の気持ちを教えてくれてありがとうございます。
皆さんに知っておいてほしいことは、ここにいる野津原小学校の先生方は、皆さんが楽しいと思う学校にしたいと考えていることです。学校があまり楽しくないなという人は、どの先生でもよいので、話をしてみてください。それをヒントに、学校がもっと楽しくなるように、先生方と考えていきたいと思います。
では、学校が楽しいという人は、どういうときに、そう感じますか。中休み、昼休みが楽しいと思う人、給食が楽しいと思う人。さらに、学習や運動で、知る楽しさ、わかる楽しさ、できる楽しさ、いろいろな楽しさがあると思います。たくさんの楽しいことを、学校の中で見つけて、他の人にも伝えてほしいと思います。
ところで、皆さんは、なぜ、学校で学習しているか、わかりますか。それは、かっこいい大人になるためです。かっこいい大人とは、自分でいろいろな問題を解決する人です。学校で学んだ知識、考える力、判断する力、表現する力などを使えば、難しい問題も解決できます。もちろん、失敗することもあります。失敗したときは、失敗から学べばいいのです。ですので、何の心配も要りません。そして、失敗したときにこそ、かっこいい大人かそうでないかがわかります。かっこいい大人は、失敗したときに、人のせいにしません、道具や周りの環境のせいにもしません。皆さんには、そういうかっこいい大人、かっこいい小学生になってほしいと思います。
学校で大切なことは、学習だけではありません。体を動かす運動は、もっと大切かもしれません。晴れた日は、グランドで、夜、ぐっすり眠れるくらい、体を動かしてほしいと思います。
学習する、運動する、これらのことより、もっと大切なことがあります。一体、何でしょうか。それは、相手の気持ちを考えて、行動することです。皆さんも知っていると思います。自分がされていやなことを人にしない。これを一歩進めて、自分がされて嬉しいことを人にする。ちくちく言葉を使わない。これを一歩進めて、優しい言葉であるふわふわ言葉を使う。何も新しいことではありませんね。自分も大切。だけど、相手も大切。挨拶するとか、人の意見に反応するとか、そういうことも相手意識のある行動です。相手の気持ちを考えて、丁寧に行動できる人になってほしいと思います。
これで、校長先生の話は終わりますが、今日の始業式で何を皆さんに伝えたか、振り返っておきましょう。
学校は、皆さんが楽しいと思えるクラスや学校を作りたいと思っています。学校に楽しいことはたくさんあります。知る喜び、わかる喜び、できる喜び。運動することも大切です。もっと大切なことは、相手の気持ちを考えて行動することです。皆さんが、主役となって、もっとよい野津原小学校を作っていきましょう。話を終わります。