校内研究(5の3)
今日は校内研究授業でした。本校は、本年度「書く単元における指導事項を明確にした授業」に取り組んでいて、最終的には「書くことが楽しい」とする児童の育成を目指しています。今日、代表授業を行ったのは5年3組淵学級です。単元名は「日常を17音で」で、目あては「思いが伝わる俳句にしよう」でした。ここでの指導事項は「表現の工夫に気づくこと」や「文や文章を整えること」です。前の国語の時間にそれぞれが俳句を作成しています。今日は、全体で表現の工夫を確認したのち、教師が事前に作った俳句を修正し、やり方を理解した上で、自分の俳句を学習した表現方法を使い修正していきました。さらに、友だちとの対話活動の中でより良い俳句に仕上げていきます。その際、忘れてはならないことが「思い」です。どんな気持ちを俳句に込めたいのか、しっかり友だちから聞き取りながら進めていました。
では、心に残った俳句を紹介します。
桑野さん【思い】雨が降って外で遊べなくて悲しい 〈授業はじめ〉雨の音 部屋の中まで なりひびく 〈授業終わり〉なりひびく 部屋の中まで 雨の音
伊達さん【思い】梅雨の中で雨がやんで虹ができてきれいだった 〈授業はじめ〉梅雨の声 虹がさく空 きれいだな 〈授業終わり〉つゆの声 にじがさく空 北にけり
小河さん【思い】梅雨で雨が滝のように激しく降る様子を伝えたい 〈授業はじめ〉梅雨の空 降りしきる雨 滝のよう 〈授業終わり〉降りしきる 梅雨の景色は 滝の雨