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いつもの季節にいつもの場所で

いつもの季節にいつもの場所で

 校長室近くの渡り廊下に燕が飛来するのを発見しました。そこには、昨年の壊れた燕の巣が垂れ下がり残されていました。「今年も来てくれたんだな」昨年の全校朝会でも燕の話を子どもたちにしました。燕が巣をつくる場所は縁起が良い、幸せになれる・・・と昔からの言い伝えがあります。諸説ありますが、外敵から身を守るために人のそばで巣をつくるのですよね、それが人の出入りがあり賑やか=幸せ、そして巣を壊さない優しい人がいる、ということらしいです。子どもたちには、そのことを伝え、優しく見守ろうね、と5月の全校朝会でも話をしようと思っています。

 さて、燕ですが、農家の人にとっては害虫を食べてくれる大切な鳥だそうです。一日に数百匹もの虫をヒナに与えながら子育てをするそうです。すごいですよね。歩くのが苦手だけど、巣をつくる時だけは地面に降りて、巣の材料である泥や枯れ草を集めるのだそうです。卵の平均は5個。2週間温めるとヒナになり、3週間目ほどで親と同じくらいの大きさに成長し、飛べるようになるのだそうです。

 さて、巣の完成までを写真に撮りました。巣をつくるために、日夜働く親燕に感動しています。新しい泥のところは、少し色が濃く、今日撮った写真の巣は乾いた土の色をしています。中にはメスでしょうか、頭をのぞかせています。