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ごみ拾いの背景には

ごみ拾いの背景には

2年生が学校の行き帰りにゴミ拾いをしている、良いことだが危険なものや汚いものは拾わないという指導をした、ということが職員室の話題に上がった。ごみ拾いのブームは時折訪れる。全校朝会で善い行いの紹介の後には特に活発になるが(なぜ今、2年生が?)と思い2年担任に真意を確かめてみた。すると、2年担任は答えた。「道徳の授業で『おとす人 ひろう人』の学習をして、・・・。」(え~~!素敵すぎる!)2年生道徳「おとす人 ひろう人」の主題は「だれもがきもちよく」である。みんなが使うものを大切にする、である。道徳の授業は週1時間と決められている。道徳の目標は、道徳性を養う、道徳的な「判断力」「心情」「実践意欲と態度」を育てるである。まさに、実践力が育っている一例ではないだろうか。昨日の下校時、ごみ拾いをしながら帰っている2年生に会った。「どうしてごみ拾いをしているの?」とたずねてみたら、一組目はこう言った。「道徳の『おとす人 ひろう人で・・・。」(納得)しばらくしてから来た二組目はこう言った。「地球をきれいにしたいからです!」これもまた、児童の素直な心の現れである。