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いとおしい出来事

今日の朝、家で悲しいことがあったと泣く1年生がいました。「そうかあ。それなのに頑張ってきたんだね。じゃあ、まずは涙を拭こう・・・」ハンカチで涙をぬぐわせ、「じゃあ、水筒の水を一口飲もう!」水筒の水をゴクン。そこへ2年生の児童が通りかかりました。「ぼくが一緒にいこうか?」「おにいちゃんが(本当のお兄ちゃんではありません)一緒に行ってくれるって言ってるけど、どうする?一緒に行く?」コクンとうなずきます。「じゃあ、〇〇さん、お願いします!」そう言って1年生を2年生に引き渡すと、2年生は、小さな手で1年生の手をぎゅっと繋ぎ、歩いていきました。二人の後ろ姿は、愛おしすぎて今も思い出すとグッときます。

もう一つ、紹介します。児童が校長室で本を読んだり、学習したりしたい時には必ず、ノックを3回して「〇年〇組〇〇です。〇〇をしたくて、来ました。」と言ってから入室させるようにしています。前任校でもそうでしたが、入り口が開いていても、必ず扉を一度閉めてからスタートします。「コンコンコン」。大人から見ると、当たり前のことが、子どもにとっては、ノックは閉まっている状態でするもの、と思っているのでしょうね。愛おしいです。校長室を来室したことのある来室先輩者が、校長室前で入室したくて困っている児童に「こうやって、ノックを3回して・・・。」と教えてくれる姿も愛おしいです。