「泣いている顔は見せられない。」
発熱があり1週間登校ができなった1年生Mさんが久しぶりに登校しました。校門で涙を浮かべ、おうちの方と別れます。「久しぶりだからね、ドキドキしてるんだね。」そう声をかけました。おうちの方と離れてからも、途中立ち止まってまた泣き始めました。「大丈夫だよ。みんな待っているよ。」そう声をかけましたが、まだ涙は止まりません。「どうして悲しいの?」とたずねると「だって、さみしい・・・・・・。」(そっかあ、本児の寂しさは、1週間おうちの方と過ごしたことにあったようです・・・)「そっかあ、さみしいよね。でも、みんな待ってるよ。〇〇先生も、1年〇組のお友だちも、みんな待っていたよ。今日、あなたに会えてうれしいと思うよ。」そう声をかけると、「じゃあ、こんな泣いた顔は見せられない。」そう言って、ハンカチを取り出し、涙をぬぐいました。「もう大丈夫かなあ?」(そう言って、私に涙の止まった顔を見せてくれました。)「うん、大丈夫、じゃあ、行こう!」と声をかけると、「もう大丈夫。ここからは歩いて行ける。」そう言って歩き出しました。気持ちの強さを感じて、心が温かくなりました。