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夏休み教材選定委員会

夏休み教材選定委員会

保護者代表2名に来校いただき、夏休みに使う教材の選定会議を実施しました。全学年共通して採用されたのは「夏の友」です。夏の友を採用する魅力は主要教科だけでなく体験活動など学校の限られたカリキュラムの中だけでは取り組めない様々な学習内容が掲載されていることです。しかし、それらの多くは保護者に一緒にしてもらわなければならないことも多いため、日々の忙しさの中でそれに対応することができないという保護者の声もよく耳にします。

会議の中で1年の教諭がこんな話をしました。「今日、図工で赤と黄色を混ぜる学習がありました。混ぜると、オレンジ色になることがわかった時、教室で「わあ!!」と歓声を上げて1年生が喜びました。1年生は、初めて知ることがたくさんあります。夏の友の学習が、その経験の一つになると思います。」と。

そして、5年の教諭は夏の友の採用についてこのように語りました。「私が小学校1年生だった時、まだ下に二人兄弟姉妹がいて、一人は生まれたばかりで、さらに両親は共働きで、なかなか一緒に夏の友をやってもらうことができませんでした。1年生の夏の友の中にアサガオの色水を作る学習があって、花が開花している朝早く母親と一緒に花を摘みに行きました。その時間は二人だけの時間で母親をひとりじめできたみたいで嬉しかったです。」と。そう語る職員を見て涙が出そうになりました。子どもってそんな風に思っているんですね。そして、その小さいけれど大きな出来事が、大人になっても心にしっかり残っている、切ないけれど素敵な話です。いろいろとやることもある中で大変かもしれませんが、どうか保護者のみなさん、今を大事に、お願いいたします。(写真は、1年生が今植えているアサガオです。夏休み前には花が咲くくらいに生長してることでしょう。)